【韓日比較】クーパンとアサヒのサイバー攻撃対応、何が問題だったのか

 2025年、韓日を代表する大企業がサイバー攻撃を受けた。


**クーパン(韓国)**: 3,370万件の個人情報流出

**アサヒGHD(日本)**: ランサムウェアでシステム2ヶ月麻痺


両社の対応を見て、私は「また同じパターンか」と思った。


1. 何が問題だったのか


**クーパン**

- 6月に攻撃開始 → 11月にようやく認知(5ヶ月放置)

- しかも顧客の問い合わせで発覚

- 最初は「流出」ではなく「露出」と表現 → 批判を受けて訂正


**アサヒ**

- 攻撃当日にシステム遮断(これは正しい判断)

- しかし「調査中」「詳細は控える」で2ヶ月

- 具体的な情報公開は11月末


2. 西洋企業との差


EU(GDPR)は72時間以内、米国SECは4日以内に報告義務がある。


クーパンは5ヶ月。アサヒは2週間後に「可能性がある」。


西洋企業ならCEOが直接説明し、具体的な補償案を出す。

韓日企業は「ご心配をおかけして...」という定型文で終わり。


3. なぜこうなる?


**① 体面文化**

問題を認める=恥という意識。だから隠す、小さく見せる。


**② 責任が曖昧**

「対策本部」「調査委員会」が前面に出て、誰が責任者か分からない。


**③ 謝れば済むと思っている**

頭を下げれば許される? 3,370万人の情報が漏れて、それで済む話ではない。


4. 結論


これはセキュリティの問題だけではない。


**「隠す・縮小する・責任を回避する」**


東アジア企業のこの体質が、グローバル時代に通用するのか。


体面を守ろうとして、信頼を失う。

それが今回の教訓だと思う。





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